結論から言いますと、期待できるような節約はできないと思います。
まず最初に問題になるのは、燃焼における熱効率を考えないといけません。
そこで低温でも一番熱効率が良い燃料は、天然ガスです。
元々が揮発性が緩やかなので、天然ガスならば温度を低くして使用すると、ある程度節約になるかもしれません。
それでも大きな意味での節約は期待できないでしょう。
次に都市ガスです。
しかし、この都市ガスをはじめ、プロパンガス、灯油の3者は特に低温腐食の問題が発生します。
熱効率がとても良い為、給湯器でも高温で使用することが本来は前提となっています。
灯油ボイラーだと、だいたい70度くらいの設定が熱効率が良く、燃費がよくなります。
プロパンでも50度以上が理想です。
都市ガスでも本来それくらいでしょうか。
給湯器の内部のボイラーは銅管が使用してあります。実は低温で使用しすぎると返って熱効率が悪くなり、
燃費がかさみます。しかも低温腐食により、管に穴が開くこともあります。
つまり、フェラーリを時速40kで走らせるのと同じ様なことと思ってください。
よって上記の3種類の燃料ならば、低温より高温で使用したほうが燃費が良くなります。
不思議でしょうが低温使用の方が熱効率が悪くなり、返って燃料を多く使う結果になる可能性が高くなります。